SEIKEN精密機械工学研究部リサーチリポート

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カートリッジ・レコード針


カートリッジというのは、ターンテーブルの先っちょについている、レコード針のところの部品です。大抵のターンテーブルはカートリッジが別売りなので、別途購入しなければなりません。何故最初からカートリッジがついていないのかというと、それはカートリッジにもいろんなタイプがあって、ユーザーが自分にあったものを選べるようにしているからです。

通常カートリッジには、レコード針もついています。レコード針と一体になっていないのは、レコード針自身は消耗品である程度使ったら交換しなければならなくなるので、針の部分だけとメインの部分とを分けることによって交換にかかる費用を安くするためです。

カートリッジにはターンテーブル以上に様々な種類があり、値段も様々です。安いもので5千円しない程度のものもあるし、高いと2万円を越えたりします。最もベーシックなもので、Shure(シュアー)というメーカーのSC-35CやM44GXなどがあります。これらは数千円という手頃な価格の上、実際のクラブで使われているケースもよく見かけます。


よりいい音質を望むなら、Ortofon(オルトフォン)の「Night Club」や「DJ」という商品などもいいでしょう。これらはその特殊な形状から、コンコルドという名で呼ばれているもので、その音質の良さ以外にも針に貯まった埃などが見やすいため、埃による針飛び等を未然に防ぐことができたりする優れたものです。ただ値段は2万円以上します。

ターンテーブルに比べてカートリッジ・レコード針には、「使い易さ/使い辛さ」の違いはあまりないので、取り敢えずは安価なもので充分だと思われます。なお、これらは全て1個単位で売られているので、ターンテーブルに合わせて2個購入しなければなりません。

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