ケンスケ・イトウ
本名 :伊東賢祐
誕生日 :12月15日 射手座
出身地 :東京都(日本)
ケンスケのグラフィック・デザイナーとしての活動歴は古く、1970年代から行われていると言われている。当時、ケンスケはインダストリアル・デザイナーをめざして自動車や建物、電気製品など、身の回りのあらゆる工業製品の意匠計画をしていた。その活動は凄まじく、画用紙いっぱいに描かれた工業製品は、使いやすさや美しさはもちろん、再生性や補修性も考慮され、それはユニークでかつ現実的なものだった。また、当時の彼の工業意匠に対する信念は強く、その信念を表すという意味で動物園へ写生に行った時も動物ではなく建物や作業車を中心に描いていたというエピソードもあるくらいである。一方、私が最も好きなケンスケの作品は当時の作品で、1979年発表の卒園作品である。そこに描かれた数えきれない程の車が積まれた巨大キャリア・カーには彼の大きな夢が描かれている。1980年代には、工業製品のみならずさまざまなポスターを手掛けるようになる。この頃になると数多くの賞を受賞するようになり、学内のコンテストに関してはほとんどを受賞し、校長室の前にはいつもケンスケの作品が飾られていた。そして、いよいよ彼は1997年に初めてパソコン(Power
Macintosh
8500)を導入し、それ以来はそのパソコンを手段として活動するようになって現在に至る。
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