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輪講の方法
要約の提出と発表 †
要約は発表の有無にかかわらず各自が行い,ゼミ開始前までに提出すること.
提出方法はまた別途連絡します.
発表担当の院生とグループ(代表)は前日までに発表タイトルを全員にメールで連絡すること.
要約のしかた †
要約の作成には添付ファイル
新妻研輪講資料フォーマット.docを使用してください.
要約は単に訳したり,文を短くしたりするだけではなく,以下の点を特に意識して行ってください.
自分が論文を書くときに役に立ちます.
フォーマットにもあるように,
- その研究が行われた背景:研究の必然性(なぜその研究を行う必要があったのか),研究の価値にかかわる大事なところです
- その研究の目的:何を明らかにする,何を実現する,何を行うことが目的であるのか,研究内容を明確にするために大事なところです
- 具体的なシステム,手法,方策:技術的な知識を得ることができること以上に,設定された目的を達成するためにどのようなアプローチがとられるのか,を知ることは自分で研究を行う際に特に重要です.
- 実験の目的,方法,結果,評価方法:目的を達成するために実験をどように設計するかはとても重要です.目的と手法,その評価方法の整合性が取れているか,よく読み取ってください.これも自分で研究を行う際にとても役立つ視点のはずです.
- 価値,残された課題:その研究の成果はどこにあるのか,残された課題はなにかを考えることも今後役立つスキルのはずです.
- 【追加】 要約の最後に、①良いと思う点を3つ、②悪いと思う点を3つを挙げてください。
「良い」というのは「おもしろい」「工夫している」など論文の価値を認められると思える点をさしており、「悪い」というのは「課題が残っている」「主張に同意できない」など問題があると思える点をさしています。
という項目を特に意識してまとめてください.
ときには要約のほかに,考察してもらいたい点を宿題として指示することもあります.
そのときは質問に対する考えも示してください.
ファイル名の指定 †
ファイル名は以下のようにつけください.
[班]-Nama-PaperTitle-Year.doc
例:センシング班の新妻さんがAda(2003)を読んだとき [S]-Niitsuma-Ada-2003.doc
PaperTitleは論文のPDFファイル名を参考にして,一目で論文が見てわかるような論文のキーワードを選ぶか,もしくは著者名を選ぶ.
発表 †
発表は,4年生のグループから1件,院生1名から1件とします.
- 要約したものを使用して,グループで1件の発表にまとめてください.
- 発表時間は15〜20分程度,その後質疑応答,ディスカッションを行います.
- 必要ならば他の関連研究や参考図表など、補足資料も入れること.
輪講方法 †
論文の選定 †
院生は論文を探すところから行ってください.毎回ある目的を設定し,その目的に即して論文を探してください.
したがって,毎回論文が1本で済むとは限らないかと思います.
要約の提出 †
上記の目的で集めた論文の要約を作成してください.
月に1度ですから,それほど負荷は大きくないかと思います.
修士論文を進めるうえでも,学会へ論文を投稿する際にも,最後に修士論文として論文をまとめるときにも絶対に必要になります.むしろ積極的に取り組んでください.
発表用PPTだけでもよいのでは?と思うからもしれませんが,文章を書くのはまた難しいというのを実感していると思います.文章を書く練習として,できるだけ要約も作成してください.
英語論文の場合は英語で要約してもかまいません.
ルール †
欠席の連絡 †
無断欠席は認めません.
急な理由を除き,欠席の連絡は原則として前日までに行うようにしてください.
院生も同様です.
提出の遅延 †
やむを得ない事由により要約の提出が遅れることは認めます.
やればやっただけ力になります.楽をするのは勝手ですが,力がつかなくても私の責任ではありません.
みなさん自身の責任で,取り組んでください.
「怒られないから許されている」という稚拙な考えは,もうしないですよね.
院生も同様です.