DJとは
まず、DJっていう言葉そのものは「ディスク・ジョッキー」(Disk Jockey)の略です。辞書で"disk jockey"を調べてみると、「レコード音楽を中心に話題をいろいろに取り上げてプログラムを進行させるアナウンサー」とあります。 実際、ラジオなどでトークを交えつつレコードをかけていたり、ディスコなどで客を盛り上げるトークや雄叫びを交えながらレコードをかけたりしている人が通常ディスク・ジョッキーと呼ばれてきました。そのため少し古い世代の人たちの間では、「DJ=喋る人」という認識があったりします。 しかし、ハウス・ムーブメントの発祥以来、クラブにおけるDJの役割は、これらのものとは随分変わってきました。まず、マイクに向かって話をするということは、旧態依然としたディスコや、特別な場所でない限りほとんどありません。 言葉によって客を煽ることをしない分、選曲やテクニックによって場を盛り上げます。特にテクノやハウスをプレイするDJの場合、このテクニックが非常に重要になってきます。
DJの作業
もっとも一般的なDJの作業には、2台のターンテーブル(レコード・プレーヤー)と1台のミキサーを使います。どのクラブも、最低このセットは用意してあります。 それは下の絵のような構造になっています。 ![]() まず最初にかけているレコードに合わせ、次にかけるレコードを乗せたターンテーブルのピッチコントローラーを使って、曲を同じテンポにします。この場合、片耳で今かかっている曲を聴き、もう片方の耳で次に | |||
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