中央大学 理工学部 精密機械工学科 


精密機械工学実験B
(金属材料の引張試験)

大学3年生を対象とした実験の授業です。毎週様々なテーマの実験を行い、精密機械工学に関する知識や経験を得ることができます。今回取材するのは「金属材料の引張試験」。実際に試験片に対し引張試験を行うことにより材料の機械的性質を知るとともに、材料試験の一端を知ることのできる授業です。また迫力のある実験と金属の破壊に関するメカニズムを把握できるということで毎年評判となる実験です。今回の実験では炭素鋼3種(S15C,S35C,S50C)とステンレス鋼1種(SUS304)を試験します。試験によって得られた応力−ひずみ線図や計測結果から様々な事柄を検証し、次週提出のレポートにまとめます。今年度の担当は本学科OBでもある高橋技術員です。

↑ SUS304の破面1        ↑ SUS304の破面2 

実験前の説明風景

↑ SUS304の破断する様子(動画)
クリックしてください 音量注意!!

↑ S15Cの破断する様子(動画)
クリックしてください音量注意!! 

〜 実験風景 〜

試験片の評点間距離を計測

引張試験とは
 この実験では実際に金属が破断する様子を間近で見ることができ、かなり迫力があります。しかし、このような破壊が身近に使っているもので起こったら恐ろしいことです。こういった破壊に関する実験は逆を言えば安全に関わる実験ともいえます。将来、機械エンジニアになる上で安全とはなくてはならないものです。
 このような座学だけでなく実験的にも学ぶことのできる精密機械工学科を受験学科に加えてみるのはいかがでしょうか?
 引張試験とは材料試験の中で機械的性質を知る最も一般的な方法で、最も広く使われている重要な試験の一つです。引張試験によって得られる数値は材料の機械的性質を代表するものであって、機械やその他の設計をする時にも、基本の値として使われるほど重要なものです。 

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試験片を試験機に装着