ダクト清掃ミミズロボット

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研究背景・目的

現在、換気設備はビルや工場、住宅といった様々な建物に設置されており、外気導入と内気循環の役割を果たしている。換気設備にはダクトと呼ばれる配管が存在しダクトを通して空気が運ばれる。そのためダクト内にホコリなどが溜まると、それが空気と伴に屋内に送られてしまう。これは人間の健康に対して悪影響を及ぼし、アレルギーや喘息等の健康被害を引き起こす。これを防ぐためにダクトの清掃が行われている。
 既存のダクト清掃には自走式ロボットや空気圧駆動の清掃器具などが用いられている。これらの清掃ツールをダクトの一端から挿入してホコリなどを落とし、他方に取り付けた集塵機で吸い取って清掃が行われている工場やビル等で用いられているダクトはサイズが大きく、湾曲部が少ないため、清掃は比較的容易である。しかし、住宅等で用いられているダクトはサイズが小さく、湾曲部が多いため完全に清掃できていない。
そこで、住宅換気設備のダクト管を清掃するロボットを開発している。



実験動画